多くの人々で賑わうお店や商業施設。私たちは普段、その完成された姿を目にしますが、その空間がどのようにして生み出されるのか、考えたことはあるでしょうか。今回は、店舗などの内装工事を手がける有限会社アペックスで、入社5年目を迎える池上さんにお話を伺いました。テレビ業界から未経験で飛び込んだ彼が語る、仕事の厳しさ、それを遥かに上回る達成感、会社の文化、そして共に働く仲間たちの素顔まで。この記事を読めば、”空間を創る”仕事のリアルな魅力と、アペックスという会社の多面的な姿が余すところなく見えてくるはずです。
プロフィール
お名前: 池上さん
所属部署: 施工管理
勤続年数: 5年
自分の時間と裁量を取り戻した転職。テレビ業界から建設の世界へ

―― Q1. 本日はありがとうございます。まずは、池上さんがアペックスに転職されたキッカケから教えていただけますか?
はい。現在の上司に誘われたのがキッカケです。もともとはテレビ関係の仕事をしていました。
―― Q2. テレビ関係ですか! それはまた、全く異なる業界からのチャレンジだったのですね。
自分でもちょっと変わった経歴だなとは思います(笑)。
―― Q3. 非常に興味深いです。前職を辞められたのは、何か理由があったのでしょうか?
一番は、拘束時間が非常に長かったことです。こちらに入社してからは、自分の仕事の進め方次第で自分の時間を持てるようになり、その悩みは解消されました。
―― Q4. ご自身の時間を取り戻すための転職だったのですね。働きやすさの面で、他に「これは助かるな」と感じる制度や待遇はありますか?
自分の仕事のペース次第で、休日がとれることです。もちろん担当現場のスケジュール管理が前提ですが、そこをしっかりコントロールすれば、プライベートの予定も立てやすいですね。
―― Q5. ご自身の裁量で休日も調整できるのは魅力的ですね。ちなみに、休日はどのように過ごされることが多いですか?
面白いエピソードというほどではないですが、休日は家族とドライブなどをしてリフレッシュしています。
仕事のリアル - 達成感と、それを支える日々の挑戦

―― Q6. ワークライフバランスがしっかり取れているのですね。では、お仕事について具体的にお伺いします。普段はどのようなスケジュールで動かれているのでしょうか?
担当する現場によって異なりますが、基本的な流れとしては、まず元請けのお客様との打ち合わせに2~3週間、次に工事に必要な業者さんの手配に1週間、そして現場での施工管理が1~2ヶ月ほど。これが1つの現場での大まかなスケジュールになります。
―― Q7. なるほど、数ヶ月単位で一つのプロジェクトを進めていくのですね。このお仕事で、「社会の役に立っている」と実感するのはどんな瞬間ですか?
やはり、自分が担当したお店を完成させて無事にOPENし、その後、順調に営業されているのを見る時ですね。その瞬間に一番、やりがいを感じます。
―― Q8. まさにゼロからイチを生み出す仕事の醍醐味ですね。ご家族やご友人に、お仕事のことを自慢するとしたら、どんな部分を語りますか?
お店を作っていること、そのものです。自分が手がけたお店の近くを通りがかった時に、「ここのお店、自分が作ったんだよ」と話ができるのは、この仕事ならではの誇りです。
―― Q9. それは最高の自慢ですね! 特に印象に残っているお仕事はありますか?
初めて一人で担当させてもらった焼き鳥屋さんの仕事です。何もかもが手探りでしたが、無事に完成させることができました。今ではプライベートでお客さんとして通っていて、自分にとって特別な場所になっています。
―― Q10. ご自身が手がけたお店の常連さんになるなんて、素敵です。もちろん、いつも順調なことばかりではないと思います。今だから言える、苦労話や失敗談があれば教えてください。
発注した部材の品番が違っていたことが、現場に納品される当日に発覚したことがありました。本当に血の気が引きましたね…。急いで再発注して、自分で現場まで取りに走りました。
―― Q11. 当日の発覚は冷や汗が出ますね…。そういった失敗をした後、池上さんはどうやって気持ちを切り替えて立ち直るのですか?
単純ですが、動画や映画を見て気分転換します。一度仕事から離れてリフレッシュすることで、また前向きに取り組むようにしています。
―― Q12. 気分転換は大切ですね。他に、これまでに「カミナリが落ちた!」と思うほど怒られた経験はありますか?
あります。新人の時に現場の手伝いへ行った際、勝手がわからず危険な行為をしてしまったことがありました。その時は、上司にも職人さんにも「こっぴどく」怒られました。安全に関わることなので、当然ですが。
―― Q13. 安全第一の世界ですものね。そうした厳しい経験も乗り越えて、ご自身が「成長したな」と感じるのはどんな時ですか?
もともと予定を立てるのが苦手だったのですが、この仕事を始めて変わりました。現場では数ヶ月単位の工程を組むので、自然と計画性が身について。今ではプライベートでも仕事でも、予定を組むのが得意になりました。
―― Q14. 仕事を通じて、プライベートにも活きるスキルが身についたのですね。これまでで、先輩や同僚に言われて一番うれしかったひと言は何ですか?
ある現場を初めて一人でやり遂げた時です。無事に完了報告をした際に、上司から「これからは任せられるな」と言ってもらえた時は、本当にうれしかったですね。信頼してもらえたんだな、と。
―― Q15. 「任せられる」という言葉は、何よりの評価ですね。お仕事について、「これだけは!」と思う信念や大切にしていることがあれば教えてください。
仕事をお願いしている職人さんの体調や、仕事中の安全を徹底することです。皆さんが安全で、健康に働ける環境を作ることが、良い仕事に繋がると思っています。
アペックスというチーム - 確かな技術と、風通しの良い文化

―― Q16. 仲間である職人さんへの配慮、素晴らしいですね。入社される前、建設業界の職人さんにはどのようなイメージをお持ちでしたか? 入社後にギャップはありましたか?
正直に言うと、職人さんの印象はあまり良くありませんでした。少し気難しい方が多いのかな、と…。でも実際は、気さくな方が意外と多くて、そこは良い意味でのギャップでしたね。
―― Q17. 良い意味でのギャップがあったのですね。会社や先輩に対して、「凄い」と思ったエピソードがあれば教えてください。
入社して最初に驚いたのは、商業施設の内装を階数ごとに行い、それをきっちり工程内に収めていたことです。また、輝いている上司は、同時に3件もの現場を並行して進めて、すべてを何の問題もなく完了させていました。その管理能力と実行力は本当に凄いと思います。
―― Q18. まさにプロフェッショナル集団ですね。会社全体としては、どのような社風や文化があると感じますか? 友人や家族に話したくなるような点があれば教えてください。
上司や先輩といった役職に関係なく、みんなで意見を出し合って、お客様にとっての「最善の提案」を追求できるところです。とても風通しの良い文化だと思います。
―― Q19. 全員で最善を目指す、素敵な文化ですね。会社の歴史の中で、そうした文化を象徴するようなターニングポイントや出来事はありますか?
詳しくは聞いていませんが、過去に大型の受注を社員全員で一丸となって達成したことが、何度もあったとのことです。そういうチームワークが、今の会社の基盤になっているんだと感じます。
―― Q20. チームワークの歴史があるのですね。そんなアペックスが大切にしている考え方や信念のようなものはありますか? 社長がよく口にされる言葉などがあれば教えてください。
社長がいつも言っているのは、「どんなことでもあきらめない」ということです。この言葉が、会社の粘り強さや、お客様への姿勢の根底にあるんだと思います。
―― Q21. 「あきらめない」、とても力強い言葉ですね。会社としての将来的な夢や目標は、どのようなことを掲げているのでしょうか?
まず第一に、「働いている社員とその家族が、安心して暮らせるようにすること」だと聞いています。そこがしっかりしているからこそ、僕らも仕事に集中できるんだと思います。
温かい社内の雰囲気と、ユニークな仲間たち

―― Q22. 社員と家族を大切にする姿勢が伝わってきます。社内の雰囲気についてもお聞きしたいのですが、ムードメーカー的な方はいらっしゃいますか?
事務員さんです。僕ら現場の人間だけでなく、会長や社長からも頼りにされている、みんなにとって欠かせない存在ですね。
―― Q23. 部署を越えて頼りにされているのですね。他に、社内で「この人、趣味に熱いな」という方はいらっしゃいますか?
会長が畑作業にハマっていて、ご自身で採れた野菜を会社に持ってきてくれることがあります。新鮮でとても美味しいです。
―― Q24. 会長が育てた野菜、素敵ですね! なんだか和やかな雰囲気が伝わってきます。最近、社内で話題になった面白いエピソードがあれば、こっそり教えてください。
最近というわけではないのですが、以前、社員でゴルフに行った際に、ある人がクラブを崖下に投げ落としてしまったことがあったらしくて…(笑)。今でも時々、社内でその話が話題に上がります。
―― Q25. それは豪快なエピソードですね(笑)。オフィスの物理的な環境はいかがですか?
社員一人一人に専用の戸棚があり、机も広々使えるので快適な空間です。集中して仕事に取り組める環境が整っていると思います。
―― Q26. ちなみに、これは業界外の人は知らないだろうな、と思う独特の文化や業界用語はありますか?
そうですね…例えば、お店に置くテーブルや棚、カウンターなどの家具のことを、僕らは「什器(じゅうき)」と呼びます。一般の方はあまり使わない言葉かもしれません。
未来へ - 新しい仲間と共に、会社の成長を牽引する
―― Q27. 「什器」、勉強になります! 池上さんご自身は入社5年目とのことですが、次の世代を担う立場として、今どのように奮闘されていますか?
はい、自分が「若い世代」なのですが、今はまず、自分一人でもどんな現場でもしっかりとこなせるようになることを目指して頑張っています。
―― Q28. 素晴らしい目標ですね。一方で、最近、何か困っていることや課題に感じていることはありますか?
率直に言うと、社員が不足していることです。もっと多くの現場を手がけたいのに、人手が足りず、手伝いをお願いしたくてもできない状況があるのは、少し不穏な点ではあります。
―― Q29. だからこそ、新しい仲間への期待も大きいわけですね。これからアペックスに入社される方へ、どんな後輩が来てくれたら嬉しいですか?
新しい知識をどんどん吸収して、それを自分なりに発信してくれるような方が来てくれたら嬉しいです。一緒に切磋琢磨していきたいですね。
―― Q30. 受け身ではなく、能動的な方だとチームも活性化しそうですね。もし社会科見学で子どもたちが来社したら、会社のどんな「魅力」を伝えますか?
様々なお店の内装を、何もないゼロの状態から一貫して携わり、完成させていく「達成感」があるんだよ、と伝えたいです。
―― Q31. その達成感は、子どもたちの心にも響きそうですね。未来の仲間に向けて、会社の魅力を改めてアピールするとしたら、どんな言葉を贈りますか?
管理職なので大変なことも多いですが、自分が担当した現場が無事に終わり、お店の営業が開始された時の達成感は、本当に格別です。この喜びを、ぜひ一緒に仕事をしながら味わいましょう!
―― Q32. 熱いメッセージ、ありがとうございます。それでは最後に、池上さんご自身の今後の夢や目標を教えてください。
会社全体の売上を伸ばしていくことはもちろんですが、まずは自分個人の売上目標をしっかりと達成していくことです。一つ一つの現場に真摯に向き合って、結果を出し続けていきたいです。
まとめ
インタビューを通して、池上さんの誠実な人柄と、モノづくりに対する純粋な情熱がひしひしと伝わってきました。テレビ業界から未経験で建設の世界へ飛び込み、数々の困難を乗り越えながらも「達成感が一番のやりがい」と語るその笑顔は、仕事の充実ぶりを何よりも雄弁に物語っていました。
大きな失敗談や厳しく指導された新人時代、そしてそれを乗り越えて得た成長の実感。風通しの良い社風の中で、尊敬できる上司や気さくな職人たちに囲まれ、時には会長が育てた野菜やゴルフの失敗談に笑い合う。この記事には、有限会社アペックスという会社の「すべて」が詰まっています。地図に残るだけでなく、人々の記憶や日常に溶け込む素晴らしい仕事を、温かい仲間と共に。そんな確かな手応えが、アペックスにはありました。
有限会社アペックスは、新たな仲間を募集しています
今回のインタビューで語られたように、アペックスには、ゼロから空間を創り上げる大きな「達成感」と、個人の成長を温かく見守る文化があります。
あなたも私たちと一緒に、街の景色を創り、多くの人に喜びを届ける仕事をしませんか?
ご興味をお持ちの方は、ぜひ下記の採用ページをご覧ください。

